有度山で見られる「ヘビイチゴっぽい」黄色の花


春から初夏にかけて、道端や水田の周囲で黄色い花が目立ちます。タンポポ、菜の花…いろいろありますが、ヘビイチゴの仲間もよく目にします。ところがひとくちに「ヘビイチゴのような」といっても、実は何種類が混じっているのですね。

似通っていて紛らわしいので、有度山で見られる種類について一覧表にしてみました。
 
 
 

副萼のかたち

 

(表面のツブツブがひとつの果実) 
ヘビイチゴ 
(ヘビイチゴ属)


副萼に切れ込みがある


小葉は3枚


イチゴ状。果実表面はデコボコしている

ヤブヘビイチゴ 
(ヘビイチゴ属)


副萼に切れ込みがある


小葉は3枚


イチゴ状。果実表面は平滑

オヘビイチゴ 
(キジムシロ属)


副萼に切れ込みはない


下部の葉の小葉は5枚

 

イチゴ状にはならない

ミツバツチグリ 
(キジムシロ属)


副萼に切れ込みはない


小葉は3枚

 イチゴ状にはならない
     


以下は参考
ツルキンバイ 
(キジムシロ属)

山地に生える植物であり、有度山には生えていません。

2013年 4月下旬

静岡市街地北側の竜爪山山頂付近にて(標高約1030m)

副萼に切れ込みはない
花は直径約2pと大きめ

小葉は3枚。鋸歯は粗く、葉の先端がとがっている。
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