ツブラジイ(コジイ) 学名 Castanopis cuspidata |
|
ブナ科シイ属の高木。高さ20m以上、直径1m以上になります。スダジイ、カシ類、タブノキなどとともに、照葉樹林を構成する代表的な樹木。 <有度山での分布> |
|
葉は互生します。葉の長さ5〜10cm、幅2〜3cmほどで、厚くて硬い葉です。よく図鑑などにはスダジイよりも小さいと書かれていますが、大きさでの判別は困難だと思います。 2007年 1月中旬 |
|
葉の表側の様子。 ・強い光沢がある。 |
|
葉の裏側の様子 ・光沢がある 写真の葉の大きさ 2006年 11月上旬 |
|
花の様子 雌雄同株で、5月に開花します。花は雄花・雌花ともにごく小さく、新枝から伸びた柄に多数ついて穂状になっています。
|
|
堅果(いわゆるどんぐり)が枝についている状態です。 堅果は翌年の秋に熟し、11月に入った頃から落ちてきます。年によって数に変動があるようです。 2011年 11月中旬 駿河区 舞台芸術公園にて |
|
堅果(どんぐり) スダジイの堅果が砲弾型をしているのに対し、ツブラジイの堅果は球形に近いことが特徴です。
|
|
幹の様子 直径40cmほどの幹です。樹皮は明るい茶色で、ザラザラしているものの、スダジイのようにはひび割れません。 2007年 5月上旬 |
|
直径1m以上ある大木の幹。普通、ツブラジイの樹皮はひび割れませんが、このサイズになると、縦にひびが入ってくるようです。
2007年 1月中旬 |
|
樹形 すぐ上の、「大木の幹」の写真と同一の木です。手前の電信柱と比較すると、高さは15〜20m弱でしょうか。 |